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津屋崎干潟と干潟みまもり隊

最終更新日:2018年10月2日

津屋崎干潟とは

  津屋崎干潟は福津市の津屋崎入り江の奥に形成され、大きな流入河川がなく、淡水の影響をあまり受けていない全国的にも少なく珍しい内湾干潟です。平成28年度には環境省指定の日本重要湿地500に「津屋崎干潟及び周辺農業用水路」が選ばれました。ここには、貴重な生きものが多く生息しています。
  江戸時代には「有千潟(ありちがた)」と呼ばれており、当時は現在のような入り江ではなく、勝浦・塩浜から渡にかけて点々と小島があり、満潮時には玄界灘と一体化し、干潮時には砂嘴(さし)が現れ、歩いて渡ることができたそうです。これを「海の中道」と呼び、博多湾の海の中道より先に呼ばれていたそうです。

地図
夕暮れの津屋崎干潟
夕暮れの津屋崎干潟

干潟の機能

  干潟は、二枚貝による有機物除去などの水質浄化機能や幼魚、稚貝の育成場所などの生物多様性を維持する機能など多面的な機能を持つ重要な環境です。


干潟の生き物による水質浄化 図:干潟の生き物による水質浄化
干潟に生息しているゴカイや二枚貝の仲間など多くの生き物によって海水が浄化されます。

津屋崎干潟の生きものたち

  津屋崎干潟には多くの生きものが暮らしています。特にカブトガニは絶滅が心配されているとても貴重な生き物です。また、冬になるとクロツラヘラサギなどの多くの渡り鳥がやってきます。

ハマガニ ヤマトオサガニ アサリ
ハマガニ ヤマトオサガニ アサリ
  
チロリの1種 ヘナタリ チクゼンハゼ
チロリの1種 ヘナタリ チクゼンハゼ
  
スジホシムシモドキ クロツラヘラサギ カブトガニ
スジホシムシモドキ クロツラヘラサギ カブトガニ

津屋崎干潟の植物

  津屋崎干潟にはさまざまな植物もみられます。特に潮間帯(満潮と干潮の海面の高さの間の地帯)にはハマボウをはじめとした全国的に減少している植物が生息しています。

ハマボウ ハママツナ1 ハママツナ2
ハマボウ
ハイビスカスの仲間で、7月頃に黄色のきれいな花を咲かせます。
ハママツナ
11月頃になると紅葉します。

アマモ アマモ
津屋崎入り江の中や周辺の浅い海に生息している海草の仲間です。
また、アマモが多く生えている場所をアマモ場と呼びます。アマモ場は多くの魚介類にとって隠れ場所や産卵場所、幼稚魚や小型動物の生息場所となり、豊かな海を育むためにとても重要な場所です。

津屋崎干潟に迫る危機

  干潟はさまざまな機能をもち、私達や他の生き物にとって、とても重要な環境です。一方、日本全国の干潟は開発などによって消失や環境の悪化が進んでいます。津屋崎干潟においても、ごみの投棄や漂着、ハマボウの生育場所やカブトガニの産卵ペア数・幼生の個体数の減少などが問題になっています。また、潮干狩りで小さなアサリまで獲ってしまうことで、次の世代が残せなくなってしまい、アサリの数も減っているようです。このままでは貴重な津屋崎干潟の環境が失われてしまうかもしれません。


津屋崎干潟に漂着したごみ 津屋崎干潟に漂着したごみ
津屋崎干潟には不法投棄されたものや、海から流れ着いたものなどさまざまなごみがあります。これらのごみは干潟の生き物に悪い影響を与えてしまう可能性があります。

干潟みまもり隊の活動

  津屋崎干潟は私達や生き物にとって、とても大切な場所ですが多くの危機に直面しています。大切な地域遺産である津屋崎干潟を守り後世に引き継いでいくため、平成21年3月に「干潟みまもり隊」が結成され、市民の皆さんと市の職員が協力して干潟の保全啓発活動を行っています。皆さんも一緒に活動して干潟のいのちを守りましょう。

清掃活動 植物の管理作業 自然観察会の開催
清掃活動 植物の管理作業 自然観察会の開催
  
啓発活動 啓発用看板の設置 ハマボウのポット苗づくり
啓発活動 啓発用看板の設置 ハマボウのポット苗づくり

活動日程と隊員募集

  干潟みまもり隊では、干潟の干潮時に合わせて毎月活動を行っています。現在、専任講師を中心に7人の隊員で活動しています。参加を希望する人は、市うみがめ課までお問い合わせください。お待ちしております。


日程 時間 活動内容 場所
10月3日(水) 午前9時半〜午前11時半 ハマボウ・ハママツナ保全活動 行政センター大会議室
11月7日(水) 午後1時半〜午後3時半 ハマボウ・ハママツナ保全活動 行政センター大会議室
12月5日(水) 午後1時半〜午後3時半 ハマボウ・ハママツナ保全活動 行政センター大会議室
1月16日(水) 午前9時半〜午前11時半 年間のまとめと次年度計画 カメリア中研修室
2月13日(水) 午前9時半〜午前11時半 野鳥観察会打ち合わせ 行政センター大会議室
3月6日(水) 午後1時半〜午後3時半 ハマボウ・ハママツナ保全活動 カメリア中研修室

清掃活動と観察会

  • 11月17日(土)干潟清掃  1時間程度
  • 2月16日(土)野鳥観察会  午後1時半〜午後3時半
天候によって場所を変更する場合があります。

問い合わせ
地域振興部 うみがめ課  電話:0940-62-5019  FAX:0940-43-9005
E-mail:全部半角小文字で、UMIGAME アットマークcity.fukutsu.lg.jp
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