新たな魅力発見!畦町サンポ~歴史編~

更新日:2020年02月28日

家々が並び、奥に山が見える写真

唐津街道の宿場町として、江戸時代に栄えた「畦町宿」。
350年以上たった今、当時の賑わいは影をひそめていますが、街道筋の建物などに宿場町の名残を見ることができます。

ところで古代の畦町に、宿場をほうふつとさせる施設「駅家(うまや)」があったかもしれないといえば驚きでしょうか。
7世紀後半~8世紀にかけて、都と地方をつなぐために国が建設した古代官道(かんどう)に沿って、約16キロごとに置かれたのが駅家でした。その屋根は、外国から来た使節の目にも立派に見えるよう、当時では珍しく瓦で葺(ふ)いていました。駅家を利用できたのは、出張中の役人や外国の使節に限られ、馬を乗り継いだり休けいする場所であったようです。

市教育総務課によると、8世紀半ば(奈良時代)の瓦が畦町で見つかった点、長さ二十間(約36メートル)にわたる建物の礎石(そせき)が江戸時代まで畦町に存在していた点などから、古代官道の駅家があった可能性が高いとのこと。

はたして畦町周辺に駅家は眠っているのでしょうか。新たな見どころが土の中から見つかる日は来るのか、今後の発掘調査に期待がふくらみます。

外壁にひびが入っている、江戸時代の中村酒屋の建物の写真

「中村酒屋」や「駒井醤油屋跡」など畦町宿として賑わった江戸時代の建物も残る。

中央に花のような模様がありその周りを小さな丸で囲んでいる茶色くて円盤状の瓦の写真

畦町で見つかった瓦。太宰府市にあった外交窓口の役所「大宰府政庁」に使われものと同じ文様。

畦町物語1の表紙の写真

散策に役立つマップが付いた『畦町物語1』を「ぎゃらりぃ畦」にて販売中。

投稿者: 福津市地域振興課観光振興係

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