福津三十六景 14 カメリアホール

福津三十六景 14

カメリアホール(かめりあほーる)

福津市役所津屋崎庁舎に隣接している文化会館です。
客席は広めにゆったりと設計されていて、音にこだわり、最高で27メートルもある板張りの天井や内壁など、音響効果は国内最高級と何人ものプロの演奏家から評価されています。その響きのよさは、舞台での会話が客席の最上段でも聞き取れるほどで、フルートやクラシックギターなどの比較的弱い音の楽器でも生音で楽しめます。
このホールを拠点として活動している「勝浦人形浄瑠璃」は、昭和初期ごろまで勝浦で受け継がれていたものを、勝浦小学校の総合学習で復活させたのを機に、本格的に復興したもので、熱心な会員の努力により、いろいろな行事で公演活動を行っています。
同じく「福津民話劇団」は、市内の数々の民話を研究し、脚本から舞台、衣装などの道具づくりまで、すべて自作で芝居を創作、年1回の定期公演では毎回新作を上演しています。
同じく「津屋崎少年少女合唱団」は、ホールの開館と同時期に結成され、現在は大学生から小学生までの幅広い年代の団員が活動しています。その歌唱力、表現力には定評があり、新潟中越地震被災地への激励コンサートや広島や沖縄での平和コンサートなど、全国の舞台で活躍しています。