【知識・心得編】 土砂災害

更新日:2020年07月08日

土砂災害とは

大雨や台風、地震が起きたときには、地盤がゆるみ、がけ崩れや土石流、地すべりといった土砂災害を引き起こす可能性があります。土砂災害から身を守るためには、まず自分の家の周りに危険がないか確かめることが重要です。

がけ崩れのイメージ図

がけ崩れ
地中にしみ込んだ水分により、急な斜面が突然崩れ落ちる現象です。突然起きるため、家の付近で起きると逃げ遅れる人も多く、死者の割合も高くなります。

土石流のイメージ図

土石流
長雨や集中豪雨などによって、山や川の石と砂が水と一体になって一気に下流へ押し流される現象です。

地すべりのイメージ図

地すべり
大雨や長雨などにより雨水が地面にしみこみ、水の力によって持ち上げられた地面が広い範囲にわたり、ゆっくりと動きだす現象です。

土砂災害の前触れ

土砂災害には次のような前兆現象があります。前兆現象を確認したらただちに避難するとともに、福津市役所へご連絡ください。

こんな前触れに注意

がけ崩れの前触れのイメージ

がけ崩れ

  • 斜面にひび割れができる。
  • がけに亀裂が入る。
  • がけから小石が落ちてくる。
  • 湧き水の量が増える。
土石流の前触れのイメージ

土石流

  • 川がにごったり、流木がまざりはじめる。
  • 雨が降り続いているのに、水位が下がる。
  • 地鳴りの音が聞こえてくる。
地すべりの前触れのイメージ

地すべり

  • がけから出る水がにごる。
  • 斜面から水が噴き出る。
  • 地面にひび割れができる。

土砂災害警戒区域・土砂災害特別警戒区域

土砂災害警戒区域(通称:イエローゾーン)

急傾斜地の崩壊等が発生した場合に、みなさんの生命または身体に危害が生じるおそれがあると認められる区域であり、危険の周知、警戒避難体制の整備が行われます。

土砂災害特別警戒区域(通称:レッドゾーン)

急傾斜地の崩壊等が発生した場合に、建築物に損壊が生じ、みなさんの生命または身体に著しい危害が生ずるおそれがあると認められる区域で、特定の開発行為に対する許可制、建築物の構造規制等が行われます。

土砂災害危険度情報(福岡県)

土砂災害警戒情報を補足する情報であり、局所的な土砂災害の危険性を表したものです。
3段階で、土砂災害発生の危険度が高まっている領域(1kmまたは5kmメッシュ)を表示します(現況または今後2時間以内の予想で、10分毎に情報更新されます)。
土砂災害危険度情報が発表されたら、土砂災害に厳重に警戒し、自主避難の判断を行ってください。

土砂災害の危険性と各種別の状況
土砂災害の危険性 各種別の状況
非常に危険 土砂災害発生の危険性が最も高い状態です。十分に警戒してください。
警戒 土砂災害発生の危険性が高まっています。警戒してください。
注意 土砂災害発生の危険性があります。注意してください。

土砂災害警戒情報

土砂災害警戒情報は、大雨警報の発表中に土砂災害発生の危険度が高まったとき、福岡県と福岡管区気象台が共同で発表する情報です。

土砂災害が想定されるときには

土砂災害は発生場所や発生時刻の詳細を予測することが難しい災害ですが、命の危険を脅かすことが多い災害でもあります。避難勧告などの発令がある場合は、出来るだけ早く避難を行うことが大切です。

土砂災害が想定されるとき
県気象情報、大雨注意報 気象情報に注意する
  • テレビやラジオ、インターネットなどで最新の防災気象情報を入手する
大雨警報、避難準備・高齢者等避難開始 市からの避難情報などに注意する
  • 防災行政無線や緊急速報メールなど市からの避難情報に注意する
  • 前兆現象に注意する
  • 危険な場所には近づかない
記録的短時間大雨情報、避難勧告 命・家族を守る
  • 市からの避難情報に応じて行動する
  • 家財道具、貴重品、生活用品を2階や高いところに移動する
地域を守る
  • 隣近所の安全を確認する
  • 避難時に支援が必要な方への支援を行う
  • 電気のブレーカーを切る
  • ガスの元栓を閉める
土砂災害警戒情報、避難指示(緊急) 助け合いの心で
  • 協力して避難や救出活動などを行う
  • 災害情報、被害情報を収集する
  • 避難場所では集団生活のルールを守る

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