【知識・心得編】 津波・高潮
津波とは
海底下で大きな地震が発生すると、断層運動により海底が隆起もしくは沈降します。これに伴って海面が変動し、大きな波となって四方八方に伝播するものが津波です。逆に、水深が浅くなるほど速度が遅くなるため、津波が陸地に近づくにつれ、後から来る波が前の波に追いつき、波高が高くなります。

津波注意報・警報・大津波警報
地震発生後、津波による災害の発生が予想される場合は、「大津波警報」、「津波警報」、「津波注意報」、「津波情報」を発表し、津波の到達予想時刻や予想される津波の高さなどをお知らせします。
- 各津波予報区の津波到達予想時刻・予想される津波の高さに関する情報
- 各地(主な地点)の満潮時刻・津波到達予想時刻に関する情報
- 実際に津波を観測した場合の時刻や高さに関する情報
種類 | 波の高さ | 内容・とるべき行動 |
---|---|---|
津波注意報 | 1メートル |
|
津波警報 | 3メートル | 地震規模推定の不確定性が大きいと考えられる場合、「高い」という表現で発表
|
大津波警報 | 5メートル 10メートル 10メートル超 |
地震規模推定の不確定性が大きいと考えられる場合、「巨大」という表現で発表
|
津波が発生したときには
海岸や川の近くで地震の揺れを感じたら、実際に津波が見えなくても、速やかに避難しましょう。津波が海岸にやってくるのを見てから避難を始めても間に合いません。
1. 小さな揺れでも油断禁物
小さな揺れの地震でも、長い時間ゆっくりとした揺れの場合、津波が来ることがあります。
2. 高い場所へ避難する
海岸から「より遠くへ」ではなく、「より高い」場所へ避難しましょう。
3. スピードは速い
「注意報」や「警報」が出る前に来る津波もあります。強い揺れを感じたら、海岸近くにいる場合は、ただちに避難しましょう。
4. 繰り返し来る
津波は2回、3回と繰り返し襲ってきます。また、第1波が最大の高さになるとは限りません。波が落ち着くまでは注意しましょう。
5. 引き潮がなくても注意
震源付近の地形によっては、引き潮が起こることなく最初に大きな波が押し寄せる場合もあります。
6. 大潮の満潮のときは特に要注意
満潮のときは水位が高くなっているので、被害が大きくなります。
7. 正しい情報を聞く
テレビ、ラジオ、防災行政無線などで正しい情報を入手しましょう。
8. 河川に近づかない
津波は河川をさかのぼり、内陸深くまで進入することもあります。河川には絶対に近づかないようにしましょう。
9. 海岸に近づかない
注意報、警報が解除されるまで海辺には絶対に近づかないようにしましょう。
10. 海上では
船舶は無線などの情報ですみやかに行動しましょう。
高潮とは

高潮は、台風や低気圧の接近に伴って、海面の高さが通常よりも著しく高くなる現象です。
その現象は大きく、(1)気圧低下による吸い上げ、(2)風による吹き寄せ、(3)波による打ち上げ高の3つの要因に分けられます。
気圧が1ヘクトパスカル下がると、約1cmの割合で海面が吸い上げられ、また、強い風に見舞われると、海水が風下側に吹き寄せられ、同時に大きな波も発生します。
高潮注意報・警報・特別警報
高潮が起きるような台風等の接近時には、潮位の上昇よりも先に暴風が吹き始めるため屋外への立退き避難が困難となります。暴風警報は、暴風が吹き始める数時間前に発表していますので、暴風警報が発表されたときは、高潮警報を待つことなく、高潮から命を守るために必要な避難行動を開始することが重要です。
注意報 | 警報 | 特別警報 | |
---|---|---|---|
状況 | 台風が接近し、潮位が上昇 | 暴風警報、さらに潮位が上昇 | 台風が最接近し、高潮による浸水が発生 |
とるべき行動 | 最新の情報に注意して、災害に備えた早めの準備を! | 市が発表する避難に関する情報に注意し、浸水想定区域の外へ速やかに避難 | 市からの避難勧告・避難指示(緊急)などに従い、ただちに命を守る安全な行動をとる!外出が危険なときは、家の中で少しでも安全な場所に待避 |
被害が想定されるときには |
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地域を守る
助け合いの心で
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このページの内容
福津市総合防災マップ【10~11ページ】 (PDFファイル: 534.3KB)
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更新日:2020年06月11日