【知識・心得編】 大雨・洪水

更新日:2020年06月11日

大雨・洪水注意報・警報・特別警報

大雨・洪水による災害が起きるおそれがあると予想された際、その災害の重大さに応じて注意報・警報・特別警報が福岡管区気象台から発表されます。

普段から指定避難所等や避難経路を確認し、最新の情報に注意して早め早めの行動を心がけましょう。

注意報や警報の段階
状況 注意報や警報 行動
普段から 大雨になるおそれ
雨が降り出す
気象情報・空の変化に注意
雨が強くなると 注意報 最新の情報に注意して、災害に備えた早めの準備を
雨・風の影響を受けやすい地区・要配慮者は早めの行動
大雨が降り続くと 警報 市が発表する避難に関する情報に注意し、必要に応じ速やかに避難
さらに激しい大雨が続くと 特別警報 ただちに命を守る行動をとる
市からの避難勧告・避難指示(緊急)などに従い、ただちに命を守る安全な行動をとる!
外出が危険なときは、家の中で少しでも安全な場所に待避

被害が想定されるときは

注意報の発令時

  • テレビやラジオ、インターネットなどで最新の防災気象情報を入手
  • 周りより低い場所など、危険箇所を把握
  • 非常用品や指定避難所等、避難経路を確認
  • 災害に備えて、家の外まわりを点検

警報の発令時

  • 防災行政無線や緊急速報メールなど市からの避難情報に注意する
  • むやみに外出しない

 特別警報の発令時

命・家族を守る

  • 外から板でふさぐなど窓ガラスを補強する
  • 窓ガラスが割れたときに備えてカーテンをひく
  • 家財道具、貴重品、生活用品を2階や高いところに移動する

地域を守る

  • 隣近所の安全を確認する
  • 避難時に支援が必要な方への支援を行う

助け合いの心で

  • 協力して避難や救出活動などを行う
  • 災害情報、被害情報を収集する
  • 避難場所では集団生活のルールを守る
降雨時の各段階においてとるべき行動をまとめたイラスト

【防災メモ】特別警報の発表

身を守るために最善を尽くしてください

福岡管区気象台では、警報の発表基準をはるかに超える大雨などが予想され、重大な災害の危険性が著しく高まっている場合、「特別警報」を発表し、最大限の警戒を呼びかけます。

特別警報が出た場合は、数十年に一度しかないような非常に危険な状況にあります。周囲の状況や避難勧告・避難指示(緊急)などの情報に留意し、ただちに命を守るための行動をとってください。

雨の強さと降り方

予報用語や雨量など
予報用語 1時間雨量 人が受けるイメージ 災害発生状況
猛烈な雨 80ミリメートル以上 息苦しくなるような圧迫感がある恐怖を感じる 雨による大規模な災害が発生するおそれが強く、厳重な警戒が必要
非常に激しい雨 50ミリメートル以上~80ミリメートル未満 滝のように降る(ゴーゴーと降り続く) 都市部では地下室や地下街に雨水が流れ込む場合がある
マンホールから水が噴出する
土石流が起こりやすい
多くの災害が発生する
激しい雨 30ミリメートル以上~50ミリメートル未満 バケツをひっくり返したように降る 山崩れやがけ崩れが起きやすくなり危険地帯では避難の準備が必要
都市では下水管から雨水があふれる
強い雨 20ミリメートル以上~30ミリメートル未満 どしゃ降り 側溝や下水、小さな川があふれ、小規模のがけ崩れが始まる
やや強い雨 10ミリメートル以上~20ミリメートル未満 ザーザーと降る この程度の雨でも長く続くときは注意が必要

洪水とは

洪水には、川の堤防が壊れたり堤防から水があふれたりして発生する「外水はん濫」と、降った雨が水路などで排水しきれなくなることにより起こる「内水はん濫」があります。

自分が住んでいる地域ではどのような洪水が発生しやすいかを確認しておきましょう。

はん濫の図解

洪水に関する河川情報

市を東西に流れる西郷川の水位が大雨で「避難判断水位」に到達し、さらに水位の上昇が見込まれる場合、「はん濫警戒情報」を発表することがあります。川沿いでは情報に注意し、すばやい行動を心がけましょう。

福岡県河川防災情報(http://doboku-bousai.pref.fukuoka.lg.jp/gis/info/top/menu)で西郷川四角橋の水位を確認できます。

西郷川の水位
水位の名称 水位 状況
はん濫危険水位 2.66メートル はん濫のおそれが生じる水位
避難判断水位 2.54メートル 避難判断の参考となる水位
はん濫注意水位 2.38メートル 水防団の出動の目安とする水位
水防団待機水位 1.62メートル 水防団が出動のために待機する水位

局地的大雨には

近年、急激に発達した積乱雲に伴う局地的な大雨(ゲリラ豪雨)による痛ましい事故が起こっています。このような事故は、雨による警戒・注意を促す大雨警報・注意報に至らないような雨量でも起きることがあります。

局地的大雨の際に気を付けるべき場所の一例

天気の急変に注意し、危険を感じたらすぐに身の安全を図ってください

総雨量は少なくても、十数分で甚大な被害が発生することがあります。以下の点に注意しましょう。

空の状態
「急に真っ黒な雲が近づいてきた」「雷鳴が聞こえる」「稲光が見えた」

川の状態
「水かさが増えてきた」「にごってきた」「流木や落ち葉が流れてきた」

警報装置
サイレンの音が聞こえる

天気予報
「大気の状態が不安定」「雷」「天気の急変」などの表現がある

警報や注意報
雷注意報、大雨や洪水の警報・注意報が出ている

看板
「危険区域には立ち入らない」などの表現がある

レーダー等の観測情報(携帯電話などで入手)
周辺や上流で雨が降っている

洪水避難時の注意点

台風や豪雨による降雨の状況は、事前に気象情報により予測することが可能です。テレビ・ラジオなどで正確な情報を知り、早めの避難を心がけましょう。川の周辺に住む人は、特に注意が必要です。

子どもから目を離さない
小さい子どもなどは大人とロープで体をつなぎましょう。絶対にはぐれないよう、目を離さないようにしましょう。

足元に注意
長い棒をつえ代わりに水中のマンホールや溝を確認し、道路はできるだけ真ん中を歩きましょう。

浸水時の歩行は困難
水深がひざまである、浅くても流れが速い場合などは、無理せず高いところへ避難しましょう。

避難するときは運動靴で!
素足はガラスなどで足を切ったり、長靴は水が入って重たくなるので避けましょう。ひもで結ぶ運動靴がいいでしょう。

局地的大雨には、危険を感じたら、ただちに避難

遊んでいる子どもたちや工事中の作業員は、周囲の状況の変化に気付きにくいため、保護者や監督者は、危険を感じたらすぐに避難を指示しましょう。

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