【知識・心得編】 地震

更新日:2020年06月11日

地震とは

地球の表面は、プレートと呼ばれる厚さ数10kmの岩盤で覆われています。プレートは1年に数cmくらいの速さで動いており、この動きが地震を発生させるエネルギーとなります。震源の分布により以下の3タイプに分けられます。

1. 陸域の浅い地震

内陸部の比較的浅い地殻に生じる、いわゆる直下型の地震で、「活断層型地震」とも呼ばれます。プレート境界の地震に比べて規模は小さいですが、居住地域に近いところで発生するため、大きな被害となることがあります。

2. プレート境界の地震

日本列島の太平洋岸のプレート境界で発生する地震で、「海溝型地震」とも呼ばれます。規模の大きなプレート境界の地震は、発生から次の発生までの活動間隔が数十年~数百年と比較的短く、発生源が海底下の浅いところにあるため津波を伴う場合もあります。

3. 沈み込むプレート内の地震

海洋プレートの内部で発生する地震で、「スラブ内地震」とも呼ばれます。海側プレートが陸側のプレートの下に沈み込んでいる部分(スラブ)のうち、深部が破壊されることにより発生します。

地震発生のイメージ図

震度マップ

震度と揺れの状況
震度 状況
0 人は揺れを感じない。
1 屋内にいる人の一部が、わずかな揺れを感じる。
2 屋内にいる人の多くが、揺れを感じる。電灯などのつり下げ物がわずかに揺れる。
3 屋内にいる人のほとんどが揺れを感じる。棚にある食器類が音を立てることもある。
4 眠っている人のほとんどが目を覚ます。座りの悪い置物が倒れることもある。
5弱 一部の人は行動に支障を感じる。家具が移動し、食器や本が落ちる。
5強 多くの人が行動に支障を感じる。タンスなど重い家具や、屋外では自動販売機が倒れる。
6弱 立っていることが困難になる。壁のタイルや窓ガラスが壊れ、壁に亀裂が生じる。
6強 はわないと動けない。ブロック塀が崩れ、戸がはずれて飛ぶこともある。
7 揺れて自分の意思で行動ができない。大きな地割れ、山崩れ、家屋の倒壊が多発する。
西山断層による地震を想定イメージ図

震度マップについて

  1. この図は、福岡県地震に関する防災アセスメント調査報告書(平成24年3月)を使用して作成したものです。
  2. 被害が最大となる西山断層(震源断層の長さ・幅31km、マグニチュード7.3)による地震を想定しています。

緊急地震速報

緊急地震速報の発表の際に取るべき行動「まず低く」「頭を守り」「動かない」のイメージ図

「緊急地震速報」は、震度5弱以上の揺れが予測された時に、震度4以上の揺れを予測した地域に対して、気象庁から発表されます。この「緊急地震速報」から数秒~数十秒後に強い揺れが始まりますので、ただちに身を守るための行動をとる必要があります。ただし、震源域に近い地域では「緊急地震速報」が強い揺れに間に合わないことがあります。

緊急地震速報を見聞きしたときには

周囲の状況に応じて、あわてずに身の安全を確保しましょう。

家庭では

  • 頭を保護し、丈夫な机の下などに隠れる
  • あわてて外へ飛び出さない

屋外では

  • ブロック塀の倒壊などに注意する
  • 看板や割れたガラスの落下に注意し、ビルのそばから離れる

人が大勢いる施設では

  • 係員の指示に従う
  • 落ち着いて行動する
  • あわてて出口に走り出さない

自動車運転中は

  • あわててブレーキをかけない
  • ハザードランプを点灯し、揺れを感じたらゆっくり停止する

山やがけ付近では

  • 落石やがけ崩れに注意する

エレベーターでは

  • 最寄りの階で停止させ、すぐに降りる

地震が起きたときには

地震発生時は、あわてずに落ち着いて、身の回りの安全を確認しましょう。

地震が起きたとき、とるべき行動
地震発生 命を守る
落ち着いて、自分の身を守る
ドアや窓を開けて、逃げ道を確保

土砂災害の危険が予測される地域はすぐ避難!
沿岸部は津波のおそれがあるので高台に避難!
1~5分 家族を守る
・家族の安全を確認
・火の元を確認・初期消火
・必需品を手元に用意する
・余震に注意

揺れが収まってから行動
5~10分 地域を守る
隣近所の安全を確認
ラジオなどで情報を確認
電気のブレーカーを切る
ガスの元栓を閉める
家屋倒壊などのおそれがあれば避難する

 

地震が起きた時に取るべき行動のイメージ図

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