令和2年度福津市食育に関する市民アンケート調査結果

更新日:2024年03月28日

 

令和2年度福津市食育に関する市民アンケート

「食」は、生きる上での基本になります。市では、平成29年に「第2次福津市食育推進計画」を策定して「福津のめぐみ 笑顔つながる みんなの食卓」をめざす姿とし、食育推進に取り組んでいます。

福津市では、市民の食に関する実態を把握するために、令和2年9月に約3,700人を対象に食育に関するアンケート調査を行い約2,700人から回答をいただきました。ご協力いただいたみなさまありがとうございました。アンケート結果をいくつか抜粋してご紹介します。

令和2年度 福津市食育アンケート報告書(PDFファイル:4.9MB)

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地元産の旬の食材は、新鮮で栄養価も高いです。地元の農作物や魚介類をよく使用することは、生産者を市民が応援することであり、また、生産者と交流することにより、地域を知ることや地元の食文化を継承することにもつながります。

毎日の食事に旬のものや地元産の食材をよく使う市民の割合
H19年 H22年 H25年 H27年 R2年
41.3% 47.0% 49.6% 58.2% 45.3%

地元産の食材を使う市民の割合は平成27年までは増加していましたが、令和2年度は減少していました。  

朝食は1日のパワーの源!

朝食を摂らないと脳のエネルギー不足でイライラしたり、集中力がなく作業や勉強がはかどらなかったりします。また、食間があき過ぎることで、肥満や生活習慣病の発症につながることもあります。

〇生活リズムを整えましょう

光を浴び、朝食を食べると、体内時計がリセットされ、1日の生活リズムが整います。前日の夕食が遅かったり夜食を食べ過ぎると食欲がわきません。また、寝る時間が遅くなると早く起きれず、朝食を摂る時間がとれません。まずは生活時間を整えましょう。

〇まずは簡単な食事から

ヨーグルトとバナナ、おにぎりと味噌汁、食パンと牛乳など。

納豆や魚の缶詰、サラダチキン等を常備しておくと便利です。野菜を切ったパックも便利!

 

朝食を毎日食べている子どもの割合
  H19年 H22年 H25年 H27年 R2年
小学生 89.4% 92.6% 90.8% 87.6% 85.1%
中学生 80.7% 86.7% 87.4% 85.1% 82.2%

朝食欠食の理由としては、「食欲がない」「時間がない」との回答が多く、就寝時間についても前回調査に比べると遅くなっていて、遅寝遅起きの傾向になっていました。

 

朝食を毎日食べている若い世代の割合
  H19年 H25年 H27年 R2年

男性

18~29歳

48.1%

43.5% 63.3% 50.0%

男性

30~39歳

57.3% 57.9%

54.2%

68.6%

女性

18~29歳

67.6% 67.6% 64.4% 61.0%

女性

30~39歳

86.8%

72.7%

81.7% 82.0%

30~39歳で「毎日食べる」との回答が増加した一方で、「ほとんど食べない」との回答も増加しました。また、男女とも18~29歳の毎日食べている割合は低い傾向が続いています。

 

健康長寿につながる健康的な食習慣を身につけよう

主食・主菜・副菜を組み合わせた栄養バランスに配慮した食生活は、生活習慣病予防や免疫力の向上など健康長寿につながります。

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〇主食・主菜・副菜を組み合わせた食事ってどんな食事?

●主食(炭水化物)
ごはん、パン、めん、パスタなどを主材料とする料理

●主菜(たんぱく質)

肉、魚、卵、大豆および大豆製品を主材料とする料理

●副菜(ビタミン・ミネラル)

野菜、いも、きのこ、海藻、大豆製品などを主材料とする料理

 

主食・主菜・副菜を組み合わせた食事を、週に2回以上ほぼ毎日食べている市民の割合
  R2年
若い世代18~39歳 41.0%
市民全体 47.4%

主食・主菜・副菜を組み合わせた食事を1日2回以上ほぼ毎日食べている市民の割合は

半数以下でした。

 

野菜を毎食食べることを心がけている市民の割合
  R2年
若い世代18~39歳 41.5%
市民全体 46.1%

野菜を毎食食べることを心がけている市民の割合は半数以下でした。

 

自分だけで料理ができる子どもの割合
  H19年 H25年 H27年 R2年
小学生 70.5% 67.5% 71.5% 67.3%
中学生 67.6% 64.3% 67.3% 69.6%

 

 

食への感謝の気持ちを育てよう

食をいただくことは、自然の恩恵や、食事に至るまでの多くの人々の苦労や努力に支えられています。食べ物の命をいただく感謝の気持ちを「いただきます」「ごちそうさま」の言葉にして伝えましょう。

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「いただきます」「ごちそうさま」を必ず言う市民の割合
  H19年 H25年 H27年 R2年
小学生 63.2% 67.5% 66.9% 60.3%
中学生 44.8% 53.0% 58.7% 61.4%
市民全体 54.8% 54.2% 52.6% 48.1%

 

 

食文化を次世代に伝えよう

福津市の豊かな自然環境の中で生まれ、受け継がれてきた郷土の食文化を、日常の食卓にも積極的に取り入れましょう。

 

〇福津市の郷土料理を知ろう

だぶ汁、おきゅうと、あちゃら漬け、おかべ、がめ煮(筑前煮)、鶏すき等

 

伝統料理や郷土料理を知っている市民の割合
  H27年 R2年
小学生 50.6% 64.6%
中学生 44.7% 75.6%
市民全体 - 72.1%

 

行事食を年5回以上行っている市民の割合
H27年 R2年
52.8% 35.4%

 

 

よく噛んで食べよう

よく噛んで食べることは、はや食いを防止して満腹感が得られやすくなり、肥満予防につながります。また、よく噛むことで、ホルモンの分泌が高まり、食欲が抑えられたり、ゆっくり味わうことで、うす味・適量で満足感が得られます。

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〇よく噛むことのメリット

・肥満を防止する

・味覚の発達

・言葉の発達

・脳の働きを活性化する

・虫歯、歯周病、口臭を予防する

・胃腸の働きを促進

・あごの発育

〇よく噛んで食べるための工夫

・ひと口の量を減らす。

・食事の時間に余裕を持つ

・まずは噛む回数を5回増やす

・歯ごたえのある食材を増やす。

・食材は大きく厚めに切る。

・うす味にする

 

よく噛んで食べることができる市民の割合
  R2年
高齢者 49.6%
市民 44.8%
小学生 68.8%
中学生 65.8%

「ゆっくりよく噛んで食べている」または「どちらかと言えば、ゆっくりよく噛んで食べている」と答えた方の割合は半数以下でした。

 

食べ物をむだにしていませんか?

環境問題の課題の一つと言われている「食品ロス」は、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことです。日本では年間612万トンの食品ロスが出ていて、これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料援助量の2倍に相当するそうです。

また、食品ロスを国民一人当たりに換算するとお茶碗1杯分(132g)の食べ物が毎日捨てられているのです。もったいないですね。

食品ロスをなくすために、できることから取り組んでみませんか?            ya

 

〇取り組んでみよう

・小分け商品、少量パック商品、バラ売り等、使いきれる分だけを購入する

 ・冷凍保存を活用する

 ・料理を作りすぎない

 ・飲食店等で注文しすぎない

 ・日頃から冷蔵庫等の食材の種類・量・期限表示を確認する

 ・残さず食べる

 ・「消費期限」は食べても安全な期限

「賞味期限」は、おいしく食べることができる期限です。賞味期限は過ぎてもすぐに捨てるのではなく、自分で食べられるか判断することも大切です。

 

食べ物をむだにしないようよう取り組んでいる市民の割合
R2年
99.2%

 

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こども家庭部 子育て世代包括支援課 保健指導係
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