ふくつの自然を考える本

更新日:2021年06月16日

ふくつの自然を考える本(表紙)
ふくつの自然を考える本(裏表紙)

 

福津市は、里山、海岸松林、海、干潟、河川、ため池、水田といった多様な自然環境を有し、生物多様性に恵まれたところです。一方で、市街地の開発や自然環境への働きかけの縮小によって生物多様性の損失が進んでいます。自然と共生する豊かなまちを実現していくために、福津市全域において生態系の回復と生態系ネットワークの構築により地域の生物多様性を再生・保全していくことが強く求められています。

福津市は、平成29年3月に生物多様性地域戦略を含む第2次福津市環境基本計画を策定しました。計画の実施に向け、福津市の自然環境の現状と課題を市民、環境保全団体、教育・研究機関、事業者等のさまざまな主体と福津市が目指す環境の姿を共有していくことが、福津市の生物多様性を保全・再生していくために重要であると考え、冊子「ふくつの自然を考える本」を作成することにしました。

この冊子は、3部から構成されており、「1.ふくつの自然環境と私たちの暮らしのつながり」のなかで、生物多様性や生態系サービスなどについて記載しています。「2.福津市の自然環境と課題について」では、里山、海岸松林、干潟、陸水域の環境に着目し、それぞれが抱える課題について述べており、さらに生き物の生息環境のつながりを保つ環境として、生態系ネットワークに触れています。そして「3.自然再生に向けて私たちができること」として、福津市の課題をふまえ、自然再生に向けて人と自然をつなぐ仕組みづくりの事例や、一人ひとりが取り組みめることなどをまとめています。

この冊子を、多くの方に読んでいただくことで、この豊かな福津市の自然を未来へ引き継いでいくための手引きになれば幸いです。

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