考えてみよう「人権とは」

更新日:2020年02月21日

 人権とは、難しいものであるとか、自分には関係ないとか思っていませんか。

 1947年(昭和22年)5月3日に「日本国憲法」が施行され、第11条には「国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。」と規定されました。

 また、1948年(昭和23年)12月10日に「世界人権宣言」が採択され、第1条には「全ての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である。」と規定されました。

 人類は20世紀において2度の世界大戦を引き起こした結果、かつてない規模で人々の生活基盤を破壊し、多くの尊い人命を奪いました。戦争がいかに人権を侵害するものか、また、平和がいかに人権を育む上で必要不可欠なものかという反省を踏まえた結果、日本国憲法や世界人権宣言に人権の尊重という理念が盛り込まれたのです。

 人権を簡単に言い換えるとすれば「全ての人々が生命と自由を確保し、それぞれの幸福を追求する権利」、あるいは「人間が人間らしく生きる権利で、生まれながらにして持つ権利」であり、「誰にとっても身近で大切なもの、違いを認め合う心によって守られるもの」です。
 また、空気のように「あって当たり前」ではなく、先人のたゆまぬ努力により獲得された権利であるとともに、将来にわたって保障されるべきものです。

 福津市は、さまざまな行政サービスを提供しながら、全ての市民の人権が保障された住みよい社会の実現に向けて、日々取り組みを進めています。

地球の周りを子供たちが囲んでいるイラスト

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