有害鳥獣について

野生動物に対する生活被害への対策について

野生鳥獣について

近年、私たちの生活と野生動物との距離が近くなり、野生動物による威嚇や家屋侵入などのケースが多く発生しています。このような生活被害を受けないために、動物の特徴を知り、被害発生を防ぐことが必要です。

アナグマに注意

福津市内でも近年アナグマによる被害が増加しております。

アナグマによる被害を避けるためには、どのようなことをすればよいのでしょうか。

1.アナグマとは
体長40センチメートルから80センチメートル、体重は5キログラムから15キログラム程度でずんぐりした体型の中型の動物です。
タヌキやハクビシンによく間違えられます。
穴を掘るのが得意なので、囲いの下に穴を掘って畑に侵入したり、家の下に穴を掘られると、建物への影響も発生することがあります。
両手両足に大きくて鋭い爪を持ち、また腕の力が強いため、細い金網などは簡単に破られてしまいます。
基本的には夜行型の動物で、日中は巣穴ややぶの中で過ごすことが多く、性格は比較的温厚、ほかの野生動物よりも警戒心があまりないので、人間が近づいても気づかないこともあります。
ミミズや虫、野菜、果物などを食べる雑食性の動物ですが、特に地面に落ちた柿を好んで食べる傾向がありますので、空き家の柿の木は格好のえさ場になってしまいます。餌が食べられると思ったところには何度もやってくるなど執着が強い動物です。


2.このようなものがあると、アナグマがいるかも・・・
アナグマ特有の行動として、一か所にまとめて大量の糞をすることが挙げられます。
これが見つかったら、近所にアナグマがいると考えましょう。


3.アナグマを寄せ付けないつけないようにするには
1 果樹の実は残さず収穫し、野菜くずなどは速やかに片づける
餌を現場に放置しないことが重要で、空き家の柿などは完熟して地面に落ちるので、格好の餌になります。 一度味を占めるとしつこくやってきますので、ご注意ください。
2 入られたくない家庭菜園はトタンなどで囲む
アナグマは地下30センチメートルまで掘り、地上45センチメートル程度は乗り越えることができます。
囲いを設置する場合は地下30センチメートル以上掘り、地上からの高さが45センチメートル以上になるように設置しましょう。
トタンであれば、家庭菜園の中を見ることができないので、アナグマが入りたいと思わせないようにする効果もあります。
3 嫌がるにおいを利用する
アナグマは、木酢液やハッカ、ミント、レモンのにおいを嫌がる傾向があるので、来てほしくない場所に散布すると効果があると言われております。
ただし、雨などにより、におい成分が弱くなると効果も弱まりますので、定期的に散布することをお勧めします。

4.燃やすごみを出すときは、バケツ状のものを使い、ふたをする

網上のものでは簡単に破られてしまいますのでご注意ください。まちがっても餌付けになるようなことはしない。

5.駆除業者に依頼する

専門家の力を借りるのも有効な手段です。

アナグマに御注意(PDFファイル:252.6KB)