宮司蓮町遺跡
手光今川流域の沖積平野に営まれた生産遺跡
遺跡の概要
遺跡名 : 宮司蓮町遺跡(みやじはすまちいせき)
所在地 : 福津市宮司二丁目
調査期間: 第1地点 2011年 1月17 日 ~ 2011年 2月20日
第2地点 2024年12月25日 ~ 2025年 2月14日
調査面積: 第1地点 212平方メートル
第2地点 121平方メートル
遺跡の種別: 生産遺跡
第1地点の調査
共同住宅建設に伴い発掘調査を実施しました。
調査では直線的に延びる大溝を検出しました。溝の幅は3.2~4.2mで深さは約1mをはかります。溝の壁際には護岸のためのっ杭が打ち込まれるとともに、西端部では溝に直行する2列の杭列を検出しました。この杭列は堰として機能したと考えられます。
溝からは古墳時代の須恵器、鎌倉時代の青磁、近現代の染付などが出土しました。溝の開削時期は不明ですが、大正時代に行われた耕地整理によって埋没した灌漑用水路ではないかと考えられます。
大溝全景
杭列検出状況
第2地点の調査
宅地造成に伴い発掘調査を実施しました。
調査では東西に延びる古墳時代の溝2条を南北に近接して検出しました。溝は北側のものが幅約2.7mで深さ約0.6m、南側のものが幅約約1.1mで深さ約0.4mをはかります。
溝からは旧石器、弥生土器、黒曜石製石器、古墳時代の須恵器、木材などが出土しました。なかでも旧石器は宮司蓮町遺跡の周辺遺跡から複数発見されており、この付近での石器の製作が行われていた可能性が考えられます。
全景(画像右が北)
出土旧石器(左:安山岩剥片、右:安山岩製ナイフ形石器)
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更新日:2026年10月19日