化学物質過敏症(香害)について

更新日:2023年12月07日

化学物質過敏症とは

化学物質過敏症は過敏という名が示すように、ごく少量の物質にでも過敏に反応する点ではアレルギー疾患に似ています。最初にある程度の量の物質に曝露されると、アレルギー疾患でいう“感作”と同じ様な状態となり、二度目に同じ物質に少量でも曝露されると過敏症状を来します。時には最初に曝露された物質と二度目に曝露された物質が異なる場合もあり、これは多種化学物質過敏症と呼ばれます。

化学物質過敏症は、アレルギー疾患様の性格だけでなく、低濃度の化学物質に反復曝露されていると体内に蓄積し慢性的な症状を来すという中毒性疾患に近い性格も兼ね備えています。

化学物質過敏症は未解明の部分が多い疾患ですが、このようにアレルギー性と中毒性の両方にまたがる疾患、あるいはアレルギー反応と急性・慢性中毒の症状が複雑に絡み合っている疾患であると考えられています。

(厚生労働省長期慢性疾患総合研究事業アレルギー研究班「化学物質過敏症 思いのほか身近な環境問題」パンフレット参考、一部引用)

原因となる物質等

原則としては、アレルギー疾患同様、その患者さんにとって合わない物であれば何でも原因物質になる可能性があります。
ただ、次のような物質が頻度的に原因物質となる可能性が高いとされています。

<屋内>
柔軟剤、芳香剤、洗剤、漂白剤、整髪料、化粧品、食品、食品添加物、残留農薬、カビ、ダニ、ちり、防ダニグッズ、防菌グッズ、消臭除菌スプレー、建材、接着剤、ホルマリン、塗料、シロアリ駆除剤 など

<屋外>
大気汚染物質、ディーゼル粉塵、排気ガス、除草剤、殺虫剤、花粉、動物の毛 など

主な症状

頭痛、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛、皮膚炎、下痢、便秘、不眠、不安、動悸 など

私たちにできること

化学物質過敏症は未解明な部分が多い疾患であり、症状もさまざまです。同じ環境にいても、発症する人としない人がいるなどの個人差もあるため、周囲から理解されない場合もあります。

まずは、化学物質過敏症という疾患を知り、化学物質により体調を崩す人がいること、自分にとって快適な香りでも、不快に感じる人がいることをご理解ください。

香りの強さの感じ方には個人差があります。洗剤や柔軟剤、芳香剤、除草剤、殺虫剤など、上記の原因となる物質については、使用量の目安などを参考にご配慮いただきながらお使いください。

ポスター改訂のため、令和5年7月25日に添付ファイルを差し替えました。

問い合わせ先【内容・担当部署・電話番号】

●健康に関すること

いきいき健康課(0940-34-3351)/ 子育て世代包括支援課(0940-34-3352)

●消費生活相談に関すること

消費生活相談窓口(0940-43-8106)※毎週月曜・水曜・金曜日 午前9時から午後4時まで

商工振興課(0940-62-5013)

●環境に関すること

うみがめ課(0940-62-5019)

●市立幼稚園や市立小中学校に関すること

学校教育課(0940-62-5090)

●市立保育所に関すること

こども課子育て支援係(0940-43-8124)

●公立学童保育所に関すること

こども課こどもの国推進係(0940-43-8356)

●公共施設全般に関すること

管財課(0940-43-8135)

※各公共施設の詳細については、施設担当部署が対応を行います。

リンク先

化学物質過敏症で療養中の人が、日常生活に支障をきたす場合は、障害年金の受給対象となる場合があります。詳しくは、上記PDFファイルをご確認ください。福岡県庁ホームページ「化学物質過敏症について」からも、上記PDFファイルをダウンロードすることができます。

令和5年12月7日に以下の内容を追加しました。

●福岡県庁ホームページ「化学物質過敏症について」のリンク先

●「国民年金・厚生年金保険による障害年金のご案内(PDFファイル)」のリンク先とその説明

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健康福祉部 いきいき健康課 健康づくり係
〒811-3218 福津市手光南2丁目1番1号
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ファクス番号:0940-34-3335

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