場づくりファシリテーター実践塾 BA-School バスクール

私もできる、であい、つながり、楽しむ場づくり
人が集まり、語り合う良い場をつくる。
その場があることで出会い、きっかけや仲間が生まれ、そこから暮らしを豊かにする新たなつながりが生まれることを期待しています。場づくりのコツを学ぶ学校として「場づくりファシリテーター実践塾BA-School(バスクール)」と名付け、令和4年度からスタートしました。
※このプログラムは「福津市未来共創センター キッカケラボ」が主催しています。
第4期バスクール生を募集中【締切8月25日(月曜日)※定員に達次第受付終了】
バスクールって何?
バスクールでは地域の担い手となる仲間を増やし、人が集いたくなる場づくりのコツを学び、実際にみんなで小さく実践して自信をつけていくプログラムを提供します。約半年間にわたっての全6回講座です。
人が集いたくなる場づくりのコツとして、みんなが安心して語り合える対話の重要性や対話を促進するための技術(ファシリテーション)、さらには人を集めるためのチラシを作る方法などを学んでいきます。
どんな人が参加しているの?
1期生(令和4年度)は23名、2期生(令和5年度)は20名、3期生(令和6年度)は15名、合計58名の方が参加しています。いずれも定員15名を超える参加となりました。
10代から70代までの幅広い方が参加されていますが、主な参加者は30~40代で全体の60.3%となっています。属性もコミュニティスクールを経験した大学生、最近移住してきた会社員、専業主婦など、多様な人たちが参加されています。主に仕事や家庭に忙しく、地域とのつながりが薄いと一般的にいわれている人たちが中心となって、対話と学びを重ねています。

受講生とメンターの声
2期(令和5年度)以降は、「受講生」と「メンター」とともに講座を進めています。「メンター」は受講生の相談役、講座の運営サポート役を担っています。3期では1-2期生3名が、自身の経験を活かして、メンターとして活躍しています。受講生とメンターの声をご紹介します。
2期生 木村ゆうみさん(30代)
人とのつながりや福津市のことに興味があって参加しました。チームリーダーとして、最初は自分が「引っ張らなきゃ」と思っていましたが、バスクールで学んだ対話の視点を活かすことで、メンバーの想いに触れ、自身の視野が広がりました。1人ではできないことも、みんなでアイデアを出し合えば企画を実現できることを実感しています。

メンター 1期生 中川孝晃さん(40代)
1期での交流がとても楽しかったのと、受けた恩を次に繋ぎたいと思い、メンターとして2期に参加しました。サポート役は自分が場づくりするのとはまた違った難しさも感じますが、チームメンバーの地域への熱い想いに触れて、こちらがエネルギーをもらっています。メンターで学んだことも活かして、バスクールに限らず、地域で何かやってみたい人をもっとサポートできるようになりたいと思っています。

具体的にどのようなことをしているの?
山口覚さん(津屋崎ブランチ代表・ LOCAL&DESIGN株式会社)が伴走役を担い、全6回の講座に取り組みます。人が集いたくなる場づくりのコツについて、対話と学びを重ねた後に、チームに分かれ、「自身のやりたいこと」と「地域にいいこと」を組み合わせた場づくりを実践します。
以下ページでは、講座が終了している1期(令和4年度)を例に、講座詳細をお知らせします。

※上記表は1期(令和4年度実施)のスケジュールです。2-3期も同様の流れで開催しています。
第1回 令和4年9月10日(土曜日) 導入・チームづくり
参加者同士の顔合わせ後、「良い場」を考えることを通し、対話とファシリテーションについて学びました。
第2回 令和4年9月13日(火曜日) まちの現状のインプット
市役所職員から市の現状と課題、施策などの説明を受け、まちの現状を知る時間を過ごしました。
第3回 令和4年9月20日(火曜日) SDGs体験
熊野たまみさん(株式会社adapt next.代表取締役)を特別ゲストにお呼びして、SDGsのカードゲームを通じて、SDGsと持続可能なまちの実現のために必要なことの理解を深めました。

第4回 令和4年10月8日(土曜日) やりたいことプレゼン
実践に向けて、自分のやりたいことを企画しプレゼン。コミュニティマネジメントを専門とする東京都市大学・坂倉杏介准教授とともに、企画内容を豊かにしました。
第5回 令和4年10月23日(日曜日) プロジェクトの具体化
自分のやりたいことの中から、実践に向けて、数人のチームをつくり、企画を具現化しました。

特別回 令和5年1月13日(金曜日) プロジェクトのふりかえり
自分たちで実践したプロジェクトをやって終わりにするのではなく、プロジェクトの良かった点や課題などの振り返りを行いました。
第6回 令和5年2月11日(土曜日) 発表&交流会
バスクールで生まれたプロジェクトの発表会、木藤亮太さん(株式会社ホーホゥ代表取締役)による話題提供、1期生と来場者との交流会を実施しました。
1期生によるプロジェクト(開催済)
私の未来予想図ー対話×ワークショップで未来を創造してみようー (PDFファイル: 354.3KB)
福津もちつき&絶叫大会2022 (PDFファイル: 737.2KB)
WAKU WAKU WORK ~私たちの働く未来~ (PDFファイル: 260.9KB)
対話で伝える思い出の味 ~味の全国めぐり~ (PDFファイル: 482.4KB)
遊んで!話そう!福津の遊びBA発見ウォークラリー (PDFファイル: 1.8MB)
2期生によるプロジェクト(開催済)
■アルバム喫茶(11月19日開催終了)【つながる笑顔プロジェクト】 (PDFファイル: 414.1KB)
3期生によるプロジェクト(開催済)
■トリセツづくりワークショップ(11月4日開催終了)【ふくつの居場所づくりの会「ふらっと」実行委員会】※詳細ページに移ります
バスクール、応援しています
坂倉杏介さん(R7年度第2回ゲストティーチャー/東京都市大学都市生活学部教授、慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授)
最近ではウェルビーイング(身体的・精神的・社会的に満たされている状態)という概念が社会的に重要な要素となっていて、まちづくりにおいても住民一人一人が楽しく生きがいを持って地域に関わることがその実現には重要だと考えられています。
「小さなことで良いので自分の好きなことを出発点に地域に求められている事をやってみる」
そうやってそれぞれの心の中にあるリーダーシップの種を発芽させ、少しだけで良いのでまちの中で役割を果たすことがこれからの時代は大切になってくるでしょう。
その意味においてキッカケラボの設置やバスクールの取り組みは時代の最先端を行っていると言えます。このすてきな取り組みをぜひ応援させてください。

受講生の声
望月啓太郎さん
●どうしてバスクールに参加しようと思いましたか?
「枠を越えて人と社会がつながる場づくり」を自身のライフワークとしていますが、地縁がなく地域での関係づくりの手がかりを探っていたところにバスクールの告知に出会いました。
●BA-Schoolに参加する前と参加した後で、自分自身は何が変わったと思いますか?
「対話」の定義を言語化いただき、それを実践できたことはとても学びになりました。また対話の文化が無いことが社会の違和感の一つであったとの気づきを得ました。また地域のたくさんの方々とつながるきっかけをいただきました。
●BA-Schoolに参加する前と参加した後で、まちに対する意識は何が変わったと思いますか?
移住したばかりでそもそも福津をよく知らなかったのですが、市役所や地域の方々からお話しを伺い理解を深めることができました。良いところはもちろん課題にも触れることで、自分が目指すものと地域が求めることとの接点を見出すことができました。
西田明日香さん
●どうしてBA-Schoolに参加しようと思いましたか?
今までやってきた地域活動に、何か少しでもプラスになれば…と思い参加しました。
●BA-Schoolに参加する前と参加した後で、自分自身は何が変わったと思いますか?
今までは地元に根付いた方々と接することが多かったのですが、今回のBA-schoolに参加したことで新しく移り住まれた方とも出会うことができ、改めてさまざまな刺激を受ける機会になったなと感謝しています。ますます多様な方が増えるまちで、知り合うこと、また語り合うことの重要性を再認識しましたし、新たなワクワクを生み出すきっかけは自分たちでも積極的に作れるんだ!と思いました。
●BA-Schoolに参加する前と参加した後で、まちに対する意識は何が変わったと思いますか?
まちに対してはそんなに変わった…意識はないかもしれません。ただ、想いを同じくする仲間に出会うきっかけとなったので、これからのまちがより良い方向に進んでいくのではないかなと思える場でした。
相良友也さん
●どうしてBA-Schoolに参加しようと思いましたか?
2つあります。一つはファシリテーションスキルを学ぶためです。仕事でも家庭でも、対人関係をスムーズに進めるのに有効なんだろうなーと感じていました。もう一つは友達をつくりたいと思ったからです。
●BA-Schoolに参加する前と参加した後で、自分自身は何が変わったと思いますか?
参加当初は「場作り」には全く興味はありませんでしたが、現在では「津屋崎千軒を元気にしたい」、「暮らしに関する場」を作れたらと薄ら考えるようになりました。また「対話」に出会えたのは私にとってはとても大きな収穫で、日々の生活で実践しつつ暮らしています。
●BA-Schoolに参加する前と参加した後で、まちに対する意識は何が変わったと思いますか?
大きな変化ではありませんが、更に地元のことが好きになった気はします。
岩崎京子さん
●どうしてBA-Schoolに参加しようと思いましたか?
福津のことを知り、まちとのつながりの中で、自分が出来る事、役立つことはないか等(気づき・知る)きっかけになればと思い参加しました。
●BA-Schoolに参加する前と参加した後で、自分自身は何が変わったと思いますか?
わがまち福津市に興味関心を持ったこと、今の自分ができる社会貢献について改めて考えました。また、いろんな世代(小学生、中学生、大学生、大人)の方との対話を通し、自分の価値観で物事を見ず、多様性を認めることが大切であることに気づきました。
●BA-Schoolに参加する前と参加した後で、まちに対する意識は何が変わったと思いますか?
行政や地域で町おこし、地域づくりに努力されていることがわかりました。住みやすいまち、心地よいまちは一人一人の住民が参加して初めて達成できることで、安心できる居場所づくりは各住民の意識のもと、自分にできることは積極的に取り組みたいと思いました。
小薗颯さん
●どうしてBA-Schoolに参加しようと思いましたか?
大学のゼミ活動の中で学校周辺地域との関わりをつくった経験があり、地元地域との関わりも作りたい!と思い参加させていただきました。
●BA-Schoolに参加する前と参加した後で、自分自身は何が変わったと思いますか?
1番の変化はコミュニケーションのとり方だと思います。これまでは自分の思いを伝えるということに、ためらいがありました。しかし、集団のあり方というものを知り、実践することで自分の思いを伝えるだけではなく、相手の思いを理解し受け入れる姿勢を身につけることが出来ました。それだけではなく、多世代の方とお話する中でこれまでさまざまな考え方や経験を知ることができ、とても刺激を受けました。
●BA-Schoolに参加する前と参加した後で、まちに対する意識は何が変わったと思いますか?
参加以前は地元地域のために何か貢献したいという想いを持っているだけだった。参加後は地域の為になにかしたいという想いを行動に移すことができ、まちのために貢献できていると実感することができた。小さな取り組みでもまちのためになっていると思えるようになった。
犬束 健男さん
●どうしてBA-Schoolに参加しようと思いましたか?
福津市の中で新たな関係性を作ってこれまで知り合ったことのなかった人と知り合い、新たな価値観を得たかった為です。
●BA-Schoolに参加する前と参加した後で、自分自身は何が変わったと思いますか?
自分自身変わったことは、福津市の中でも色んなことをしてる人がいて、これまでの生き方(サラリーマン)だけが答えではないということを感じました。あとは、元々問題として感じていたことも、少しずつ行動すれば解決に貢献できるということを感じられたことが変化となりました。
●BA-Schoolに参加する前と参加した後で、まちに対する意識は何が変わったと思いますか?
まちに対して熱い思いを持っている人はそんなにいないと思っていましたが、同世代の方でも多くいることがわかったので、うまく繋がれば小さな変化を起こすことができると期待できるようになりました。
新 明子さん
●どうしてBA-Schoolに参加しようと思いましたか?
自分でぼんやりと考えている“やりたい事”を、こちらの講座を通して少しだけ前に進めそうな気がしたので参加しました。チラシや内容を見て、ワクワクしました。
●BA-Schoolに参加する前と参加した後で、自分自身は何が変わったと思いますか?
「いつかはこんな事がやってみたいな」というところから、今回の実践の場を通して「いつ頃この形でやってみたい」と少し明確になりました。
●BA-Schoolに参加する前と参加した後で、まちに対する意識は何が変わったと思いますか?
まずは、このまちがもっと好きになりました。今までどこか他人事だった部分もありましたが、市役所の方やキッカケラボのみなさんと交流を深めることで自分も良いまちづくりをしていく側の立場に立って考えて行動していきたいと思うようになりました。
野田 ゆきさん
●どうしてBA-Schoolに参加しようと思いましたか?
人の為に自分の得意を生かすのは好きですが、個人ですることが多かったんです。福津に住んでいますが、福津のことを何も知らないし、知り合いもいない。ここで「仲間」をつくって、「やってよかった」と思う自分に出会ってみたいと思って参加しました。
●BA-Schoolに参加する前と参加した後で、自分自身は何が変わったと思いますか?
人と協力する大切さや面白さ。友人でも職場でもない、大人のつながりができたことの喜び。地域住民として自分に何かできることはないか、と、地域のことをよく考えるようになりました。
●BA-Schoolに参加する前と参加した後で、まちに対する意識は何が変わったと思いますか?
変わりました。福津は人をたくさん呼ぶこと、その場を盛り上げるイベントが多いな、と感じました。逆に、地元住民のつながりは意外と少ないのかな。と。新しいことをはじめるよりも、ここに住んでいる人が、住んでいてよかったと思えるような場をつくることが大切なのではないかと、その目線でまちをみるようになりました。
水町 秀展さん
●どうしてBA-Schoolに参加しようと思いましたか?
福津市を良くしたい、問題、課題に取り組みたいと言う人たちと繋がり、社会貢献したいと思い参加しました。
●BA-Schoolに参加する前と参加した後で、自分自身は何が変わったと思いますか?
対話のスキル等、全く無かったのですが、対話の素晴らしさを学ぶことが出来ました。これからは、対話を意識して、人と関わって行きたいと思います。
●BA-Schoolに参加する前と参加した後で、まちに対する意識は何が変わったと思いますか?
まちの課題に対し攻撃的でしたが、ただ批判するのではなく、対話を通して、他者を尊重し受け入れながら、まちの課題に取り組みたいと思います。
永田 智絵さん
●どうしてBA-Schoolに参加しようと思いましたか?
福津に移住して約5年、なかなかつながりができなかったので、これを機に福津をもっと知り、つながりを増やしたいと思いました。特に、国際交流や多文化共生、在住外国人支援に関心があり、在住外国人と日本人が互いのことを知り合うきっかけになるようなイベントや在住外国人に優しい町になるような活動ができればと思いました。過去に他の自治体で似たような活動をしていたことがあり、活動がとても楽しかったので、活動をはじめるきっかけになればと思い、応募しました。
●BA-Schoolに参加する前と参加した後で、自分自身は何が変わったと思いますか?
変わったと思います。自分に自信がついた気がします。頭の中でいつかチャンスがあったらと思っていたことが、行動することによって実現できたので、行動することの大切さを感じました。また、対話の大切さをより深く感じるようになりました。
●BA-Schoolに参加する前と参加した後で、まちに対する意識は何が変わったと思いますか?
この活動を通じて、高校生の居場所がないことや子どもの貧困問題など、今まで見えてこなかったまちの問題にも目が向くようになりました。BA-schoolを通じて社会をよくしようという温かい考えの人々にたくさん出会えて、自分には何ができるだろうとまちのことをもっと考えるきっかけになりました。
BA-Schoolチラシ(※募集時のもの/第1期生募集は終了しております)
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更新日:2025年07月29日