令和2年2月15日 市長ダイアリー

   子育て世代の皆さんに愛されてきたJR福間駅構内のエンゼルスポット、貸主であるJRビルマネジメント様との契約が終了し、3月をもって設置を終了させていただくことにいたしました。
   当施設は市の玄関口という立地を活かし、合併により誕生した新しき福津が子育てに力を入れるという初代市長の強い意志のもと、駅の大改築にあわせJRと協議のすえに確保いただいた部屋です。その開設は退任後の平成22年。スタッフの皆さんによる創意工夫の取組み、ご尽力のおかげで、利用者の数も順調に、子育て世代、中高校生に人気のある施設として推移してきましたが、平成25年に「フクスタ」を市直営の子ども施設として開設するなどの本市の子育て施策の中で、安定性を欠いた歴史をたどってきたように思います。
   その流れの中で平成28年に、10年の契約期間を打ち切り、廃止の方針が出されました。平成29年3月に就任した私は、その方針を変更し、契約を遵守しエンゼルスポットを存続、この間当施設を、駅という立地を活かし新たな役割を付加した、若者や子育て世代が集い影響し合える場とすべく、貸主には契約期間の延長をお願いし、民間と連携した制度設計を模索、検討してきました。しかし、今後みこまれる保育所や学校建築も含めた子育て教育の環境整備のためにエンゼルスポットの期間延長の再々契約は見送るという決断にいたりました。
   これまで子育て世代に寄り添われ佳き理解者となり、子どもたちの健やかな育ちに情熱を注いで戴きましたエンゼルスポットのスタッフの皆さんに深く感謝申し上げます。