令和2年8月12日 市長ダイアリー

    7月30日の総合教育会議が終わりました。教育委員という福津市の教育行政の重責を担うかたがたとの話し合いですから、どんな話をさせていただこうかと、何度も考えて臨んだ大切な会議でした。
   教育委員の皆さんが推されるのは、福間小、福間南小校区を5-4制（小学6年生が中学校舎に通い学ぶ）にした上で、竹尾緑地に中学校を建てる案です。私の考える中央公民館がある手光わかたけ広場に小学校を建てる案では、将来福間中の過密化が解消しない、ということを心配されているようでした。
   しかしながら、経済情勢の影響で人口増減が大幅に変化する見込みがあること、また現在早急に対応が必要なのは福間小・福間南小の過密化であることをお伝えした上で、私は「教育委員の皆さんとはもっと未来を語り合いたい」と、お伝えしました。
   私たち大人がつくる今の福津市。子どもたちはここをふるさととして、地域で、また世界で生きていきます。子どもたちは私たちの未来であり、未来を語れない学校建設論ほど虚しいものはありません。
昔は、村役場近くに学校がありました。それは学校が、地元にとって愛される場所であったことの証しでもあります。今は村役場はなくなりましたが、そのすべての歴史を背負って、勝浦小も上西郷小も神興小も建っています。学校をつくるとは、歴史を作ること、魂を吹き込むこと。何度自分の心に問い直しても、先人の想いやまちの歴史を顧み、禍根を残すことのない学校づくりを目指さなければと思います。
   次回も公開の総合教育会議は、できるだけ早く開催し、教育委員の皆さん、そして市民の皆さんと一緒に、魂を吹き込んでいきます。