令和2年7月15日 市長ダイアリー

    6月28日付の西日本新聞朝刊で「福津市の新中学校建設計画 教委案を市長が凍結」との見出しで、大きく報じられました。西日本新聞社には正式に、当該記事について意見を提出しますが、市長である私には一切の取材がなく報じられたことは、極めて遺憾です。記事に登場する一部関係の皆さんに不快な思いをさせてしまったことに対しても遺憾に思います。
   大規模校解消に寄せる私の覚悟の一端につきましては、これまでも何度か、この欄におきまして、吐露させていただいておりましたが、コロナ下においても、未来を担う本市の子どもたちへの最重要施策として、私の中で最大の使命感と情熱、エネルギーを注ぎ、教育長や教育部との協議をしてきた案件でございます。
   4月の協議の場で私は、何よりも子どもたちの安全が担保され、財政面からも、学校の持続可能性からも、超過大規模化が進む2つの小学校の課題を少しでもやわらげ、児童、生徒たちが児童センターフクスタなどの公共施設でより主体的に交流・連携でき、また、過去を重んじ未来を展望できるコミュニティやまちの姿が輝くことのできる場所として中央公民館・わかたけ広場がふさわしいのではとの想いを、あらためて伝え、6月議会でもそのように答弁したところです。
   候補地の安全性、6年生が中学校で学ぶ施設分離型の5-4制、地域と学校、校区の課題、小学校か、中学校か、など新設校を含め、広く市民の皆さまの教育環境全般に寄せる疑問や想いや夢を、6月議会でご承認いただいた「市民意向調査」の対話の場にて、語っていただければと思います。これらは『地方教育行政に関する組織および運営に関する法律』に規定された、市長が主宰し、教育長含む5名の福津市教育委員の協議の場である「総合教育会議」での貴重な協議参考資料とさせていただくことになっています。
   なお、公開の「総合教育会議」は、直近では7月30日開催の予定です。