令和2年10月15日 市長ダイアリー

9月20日（日曜日）、私の念願であった「学校建設などに関する市民意向調査（全4回）」が始まりました。

市民意向調査のコーディネーターをお引き受けいただいた弁護士の池永修先生の冒頭の挨拶を、一部紹介します。

「これまでマンションや大規模開発の問題に関わる中で、まちづくりの主人公であるはずの市民が、なぜ蚊帳の外におかれているのかということに問題意識を持ちながら弁護士を続けてきた。ある時、ドイツの建築家の話を聞く機会があった。日本でいう地区計画のようなものを策定する時は、徹底的に住民で討議し、誰もが会議で尊重されるという考えのもとに合意形成を図る。今回皆さんと一緒に、まちづくりの核、地域コミュニティの核とも言える学校の問題を考える機会を与えていただけたことに、とても興奮している。皆さんからたくさんの意見を出していただくこと、それが私のミッションだと思っている」

この3年半、私は地域に出向き、福津市で起こるいいこととも悪いこととも真っ直ぐに向き合い続け、市民の皆さんから、大きな幸せをいただきました。

多くの市職員が真摯に市政を営む中で、一部受け継がれてきた弊害と戦うために、問題に蓋をし、楽な方法を選ぶのではなく、正面から向き合い、何度も衝突することもありました。そうした途中経過を目にして、一部の方からは「市長と市職員が対立している」「市長は、職員を動かすリーダーシップがない」と落胆される原因となることもありました。

しかし、私が目指す福津市政を、何とか実現しようと葛藤し、支え続けてくれた市職員のサポートもあり、市職員と市民の皆さんの信頼関係や、市議会議員の方々と市民の皆さんのパートナーシップなど「市民共働」と一言で言われるものが、この福津市で、理想的な形で積み上がっていることを身にしみて目の当たりにできた3年半でもありました。心から市民の皆さんと市職員を誇りに思い、議員の方々に感謝しています。
これからも、市民お一人お一人が福津市で暮し幸せだと思える福津市を目指し、諦めず前に進む市長でありたいと、決意をあらたにする今日でございます。