部活動ガイドライン

 部活動は、異年齢との交流の中で、生徒同士や教員と生徒などの人間関係の構築を図ったり、生徒自身が活動を通して自己肯定感を高めたりと、その教育的意義が大きいものであると言えます。また、スポーツや文化および芸術、科学等に親しませることで、学習意欲の向上や責任感、連帯感の涵養、互いに協力し合って友情を深めるといった好ましい人間関係の形成やコミュニケーション能力の育成に資するともいえます。

 中学生のこの時期に、スポーツや文化・芸術活動等に興味・関心を持った生徒が自主的・自発的に集い、顧問等の指導の下、その楽しさや喜び、感動・悔しさ・達成感などの体験や豊かな人間性の育成、自主性・克己心・社会的な態度・協調性・リーダーシップなどを醸成し、生涯にわたりスポーツや芸術、文化活動に親しむための基盤をつくることは、豊かな人生を送ることにつながります。

 このように、部活動の果たす役割は大きく、中学校における学校教育活動に欠かすことのできないものとなっています。

 しかし、今日においては、教育等に関わる課題が複雑化・多様化し、学校や教師だけ では解決することができない課題が増えています。また、少子化が進む中、部活動は、従前と同様の運営体制では維持は難しくなってきています。