2014年3月1日号

広報ふくつ3月1日号

今年の正月は、県外で一人暮らしをする娘が7カ月ぶりに帰省しました。帰省当日は、空港に娘がかわいがっていた愛犬も一緒に迎えに行き、久しぶりに会う娘の姿を見つけ「よく帰ってきたね」。また愛犬も大喜び。
娘とは毎日のように電話やメールで連絡をしていますが、やはり帰ってくるのはうれしいものです。親ばかですが、一人暮らしをしているので家に戻った時は、ゆっくり過ごさせようと思い…。
まずは、お正月料理の雑煮やおせち料理や郷土料理のだぶなどの手料理を準備。また、一緒に食事を作ったり、買物に行ったり楽しく過ごすことができました。
娘と過ごす中、一人暮らしでいろいろ経験しているのか、以前は家の手伝いなどしなかったのに、今では自主的に食事の準備や洗濯などもやってくれました。
「可愛い子には旅をさせよ」ということわざがありますが、本当に実感。少し成長した娘を頼もしく感じました。
あっという間に娘が帰る日になり、空港まで見送りに。出発ロビーで「また居なくなってしまう」と思うと何となく涙が込み上げ、娘に気付かれないように、そっと涙をハンカチで拭きました。娘がどんな気持ちで大学に戻って行ったのかは分かりませんが「もう戻りたくない」と言われるよりも、元気で帰っていく方が親としては安心です。娘の後ろ姿に「また元気に帰っておいで」と見送りながら、来年の帰省を楽しみに、娘の成長を遠くから見守ろうと思いました。永島