市指定の文化財

更新日:2024年04月25日

【市指定】波折神社銀杏

種別:天然記念物

波折神社銀杏

銀杏全景

 江戸時代から、津屋崎浦・村の氏神である波折神社境内に神木として祀られている銀杏です。主幹上部が欠落しているものの、幹周りは3mを超える巨木です。

 所在地:波折神社(福津市津屋崎4-1386)

 

【市指定】手光波切不動古墳

種別:史跡

手光波切不動古墳

石室開口部

 7世紀に築造された古墳で、幅2m前後の大型切石を組み合わせた全長10.6mの石室があります。床にも同様な石が敷かれており、横口式石郭を意識した構造と考えられます。宮地嶽古墳と類似しており、被葬者は関係の深い人物と考えられます。

 所在地:福津市手光1615

 

【市指定】赤御堂板碑

種別:史跡

赤御堂

赤御堂板碑

 永徳板碑と天文板碑の2基があります。永徳板碑は阿弥陀三尊を表す梵字と永徳三年(1383年)の銘があり、天文板碑は円相で囲んだ南無阿弥陀仏の名号と天文三年(1534年)の銘があります。

 南北朝から室町と時代は隔たっていますが、いずれも来世の安穏を願って建立された念仏供養塔と考えられます。

 所在地:福津市本木546

 

【市指定】伝宝林寺跡石塔群 附正平板碑

種別:史跡

宝林寺石塔

宝林寺石塔群

 中央に大日如来、左に阿弥陀如来、右に釈迦如来の文字を刻んだ石塔が並んで建てられています。大日如来の石塔には、天治2年(1125年)の銘があります。

 九州の自然石板碑の中でも古い時期のもので、三石で三尊を表す特徴と合わせ、興味深い石塔です。

 所在地:福津市本木961-1

 

【市指定】在自西ノ後遺跡

種別:史跡

在自西ノ後遺跡

第2次調査区全景

 津屋崎小学校の建替えにともなって見つかった平安時代終わりから江戸時代の初めにかけての集落遺跡です。中国商人居住区である「唐坊」があったとされ、近接して「唐防地」の地名が残っています。発掘調査では屋敷地の区画溝や井戸、土器だまりなどが発見されました。12~13世紀代の中国から輸入された陶磁器が多量に出土していて、貿易商人や中国人名を墨書きした磁器も含まれています。発掘調査成果から、12~13世紀の在自西ノ後遺跡が貿易拠点だったことが分かります。

【市指定】津丸高平遺跡経塚出土品

種別:有形文化財考古資料

津丸高平経筒

津丸高平遺跡出土経筒

 高平台の造成工事に伴う発掘調査で出土した12世紀前半頃の二段積上式の経筒で、銅製の筒に紙の経巻が納められていました。

 蓋の縁にはガラス小玉の飾りが下げられています。

 所在地:カメリアステージ 歴史資料館(福津市津屋崎1-7-2)

 

【市指定】梵字キリーク・ア石塔

種別:有形文化財考古資料

 梵字と天治2年(1125年)の記年銘と人名(齊長?)が刻まれています。伝宝林寺跡石塔群の大日如来石塔と同じ年である点が注意を引きます。

 所在地:福津市本木

 

【市指定】梵字アーク石塔

種別:有形文化財考古資料

 石塔の半ばで折れていますが、梵字が一字見えています。

 所在地:福津市本木

 

【市指定】石社

種別:有形民俗文化財

 江戸時代。たぶの木の切跡に熊野宮を勧請したものとされています。

 所在地:福津市本木

 

【市指定】福間浦方資料 福間浦漁場境定書 福間浦鰯地曳網漁図巻

種別:有形民俗文化財

福間浦方資料

漁場岡境定書

 明暦4年(1658年)に黒田藩家老から福間浦に宛てた花鶴浜の割譲に関する定書です。

 斉藤梅圃の落款印章がある鰯漁図巻です。福間浦鰯漁絵馬と類似した場面を描いています。19世紀後半。

 所在地:福津市西福間

 

【市指定】大日如来坐像 附菩薩形坐像、大日如来坐像

種別:有形文化財彫刻

大日如来

大日如来坐像

 寄木造の大日如来坐像です。寛政4年(1792年)に福岡の仏師佐田文蔵慶始が本体の修理と宝冠、光背、台座の新調を行いました。

 本体底板の墨書から、元からあった大日如来像の頭部を使い、体部全体を新調したことが分かります。

 所在地:福津市本木

 

【市指定】馬頭観音坐像

種別:有形文化財彫刻

馬頭観音

馬頭観音坐像

 一木造の馬頭観音坐像です。

 岡垣町海蔵寺の嘉吉元年(1441年)銘の馬頭観音坐像とほぼ同形同大であり、制作年代が近いものと考えられます。

 所在地:福津市本木

 

【市指定】津屋崎祇園山笠

種別:無形民俗文化財

 今から約300年前(正徳4年:1714年)に、博多の櫛田神社から波折神社に祇園神を迎え、3基の山笠を奉納して疫病や災害の退散を祈願したのが起源といわれています。

 毎年7月中旬、3つの追い山が津屋崎千軒の町並みを勇壮に駆け抜けます。

 所在地:福津市津屋崎

 

【市選択】福間浦盆踊り

種別:市指定無形民俗文化財以外の無形の民俗文化財の記録の作成等

福間浦盆踊りは近世の福間浦にあたる福津市の緑町区および南町区で受け継がれる先祖供養のための盆踊りです。大正15年(1926)の唄本などから19種の曲目が確認できます。そのうち「大井川」、「宵や町」、「お市後家女」、「高い山」、「きじのめんどり(きじの女鳥・雉のめんどり)」、「薩摩薩摩」の6曲が現在も伝わっており、毎年8月15日に唄い・太鼓・三味線に合わせて踊られています。「きじのめんどり」は独特の踊りや飛び入りの仮装踊りをともなう福間浦固有の曲目です。

所在地:福津市西福間

福間浦盆踊り

福間浦盆踊り

福間浦盆踊りの唄本(大正15年)

福間浦盆踊りの唄本(大正15年)

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