2014年8月15日号

 私はけがをして松葉杖で生活をしていた時に、バリアフリーのありがたさを感じました。入院生活中は、病院内で過ごしていたこともあり、特にそのありがたみに気付かずに毎日を送っていました。段差のないフラットな床、腰を掛けたい時に身近にある手すり、目的地に向かうためのエレベーターなどあって当たり前のように感じていました。
 退院してから、段差があるところで松葉杖が引っかかり転倒しそうになったり、手すりのない場所で腰を掛けようとすると、バランスを崩して転倒しそうになったり、2階に上がりたい時に階段しかない場合は、後ろ向きで階段に腰を掛けて一段ずつ体を移動させて上がりました。幸いにもけがが悪化するような事態にはなりませんでしたが、苦労の連続でした。
 まだまだ、私たちの生活の中には、普段は気にしていないけれど、いつも快適な生活ができるようにサポートしてくれている物がたくさんあると思うので、いつもと違う視点で歩いてみたいと思います。 来福

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