2014年3月15日号

 先日、タケノコを掘りに小倉南区の某所へと行きました。うっそうとした薄暗い竹林を想像しつつ現地に着くと、予想に反してとてもきれいに整備された明るく気持ちのいい場所で、個人的には京都嵯峨野の竹林にも劣らないと思えるほど。管理しているかたの手間暇を感じずにはいられませんでした。
 手早く準備を済ませて早速タケノコ掘り開始。今年は例年よりも早く収穫しているとのことでしたが、地表に顔を出したタケノコは一つも無く、素人には見つけることすら難しい作業です。「土が少し盛り上がって、ひび割れがあるところを掘ってみて」と教えてもらいましたが、よく分かりません。歩いたときの靴底に伝わる土の盛り上がった感触でも分かるらしいのですが、凸凹した山の地面と全く区別がつきません。結局、自分では一つも見つけることができませんでした。
 汗水流すことなく、見つけてもらって、掘り出してもらってという何とも情けないやらありがたいやらという複雑な気持ちでしたが、帰って早々に調理した春の味覚は最高でした。（タケノコは、掘り出してから30分でも早くゆでた方が美味しいそうです。ゆでる時は糠と唐辛子を忘れずに！！） 木原

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