2014年10月15日号

 10月も半ばとなり、肌寒く感じる日も多くなってきたと思います。暑さも和らぎ、過ごしやすくなる季節には、お祭りやイベントが開催されることが多く、取材に出掛ける機会も増えます。
 とある神社に、子どもたちの相撲大会の取材に行った時のことです。熱戦が繰り広げられる中で、対戦相手に軍配が上がってしまった男の子が泣いている場面を目の当たりにしました。負けて悔しかったのか、あるいはどこか痛かったのかは定かではありませんが、土俵の上で涙を拭う姿は、とても印象深いものでした。
 思えば、私も中高生時代には部活動にいそしみましたが、試合に負けて悔し涙を流した記憶がありません。正直なところ、そこまで熱意を持って部活動に取り組んだことが無いのです。練習を頑張らなくて負けたのなら当然で、あまり悔しくはありません。しかし、毎日練習に打ち込んだ人は、負ければ泣くほど悔しいものです。取材先で見た、相撲に負け涙する男の子に心打たれたのは、これまでの私からすると意外でした。
 そんな私も職場ではテニス部に所属し、週に1回の練習に時折参加しています。試合に出場することにもなり、だんだんと燃えてきています。まずは一勝、そして、負けた時に悔し涙を流せることを目標にして、スポーツに励む秋としたいと思います。 清水

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